プログラマーはITエンジニアに分類される職種の一部です。
ITエンジニアはIT職種の総称として使われることが多く、プログラマー以外にもたくさんの職種があります。
例えば、Webエンジニア・ゲームエンジニア・システムエンジニア・インフラエンジニアなど開発分野ごとに存在します。
■仕事内容の違い
プログラマーのメインの仕事は設計書に従ってプログラミングすることです。
システムエンジニアは、上流工程といわれるシステムの企画・設計書作成を主として行います。
■年収の違い
プログラマーが424万円なのに対し、システムエンジニアは509万円とシステムエンジニアの方が高いといてデータが出ています。
これは、求められるスキルの多さに関係していると考えられます。
■求められるスキルの違い
全体的にシステムエンジニアの方が幅広い知識が求められます。
プログラマーはプログラミングスキルをメインに問われるのに対し、システムエンジニアには、設計、コミュニケーション、マネジメントスなど技術面だけでなく、それ以外のスキルが必要となります。
■必要な資格の違い
基本的に、プログラマーとシステムエンジニアに資格は必須ではありません。
しかし、スキルやキャリアアップを目指すのであれば、資格取得にチャレンジすることをお勧めします。
プログラマーには、IT基礎知識が問われる基本・応用情報技術者試験、各種言語の専門知識が問われる資格があります。
システムエンジニアは、これら資格に加え、システムアーキテクト試験やネットワークスペシャリスト・オラクルマスター試験などがあります。
■将来性の違い
IT業界は今後も需要が高まると予測されており、将来性は高い業界です。
ただ、プログラマーが行うプログラミングに関しては、一部自動化の流れがあります。
一方、システムエンジニアは設計やクライアントとの打ち合わせなど、クライアントとプロジェクトの橋渡しがメイン業務です。
このことから、システムエンジニアの方が将来性は期待できるといえます。
■キャリアパスの違い
プログラマーがスキルアップをしたいなら、技術に特化したエキスパートプログラマーという選択肢があります。
また、副業などで稼げるようになれば、フリーランスに独立する選択肢もあります。
上流工程やマネジメント業務をやりたいなら、システムエンジニアの選択肢もあり、プログラマーからシステムエンジニアになる人も多いです。
システムエンジニアの選択肢としては、プロジェクトの開発分野を総括するプロジェクトリーダー、より責任感がありプロジェクトの進捗を管理するプロジェクトマネージャーなどがあります。
また、マネジメント業務に特化したいならITコンサルタントという選択肢もあります。
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